回想5:告白

2003年5月10日
メールをもらった翌日に、あたしは電話しました。彼と同じ町に住んでいる友達のNちゃんに。あたしは彼を忘れようとした前日に、彼の電話番号さえ捨てていたのでした。Nちゃんに、あたしが教えたはずの彼の電話番号を聞くあたし。

そして仕事中の彼の留守電にメッセージを残しました。でもね、実はそんな色っぽいことは言わなかった。ただ、普通に、なんだか照れちゃって、友達っていうかんじでメッセージを残した。

彼はあたしが結婚してから、職場にしか電話はくれない。自分が旦那だったら、奥さんに男友達から電話がかかってきたら、その男友達よりも奥さんのことをちょっとイヤになるかもしれないから、そんなことがあたしに起こったらイヤだって。だから彼はその次の日に職場に電話してきてくれました。

電話に出たら、懐かしい、優しい彼の声が聞こえて、あたしはしばらく絶句してしまいました。「どうした?元気ないのか?なにかあったの?」って受話器から聞こえてきて、ああ、やっぱりあたしはこの人が好きなんだなぁって、思いました。それで口走ったのが、「ずっと言い忘れたことがあったから、今夜電話していい?」でした。そんなこと言おうとしてたわけじゃないのに。

そしてその夜、彼にこっそり電話。「実はね、」と言いかけたら「僕もだよ」って。

あたしは、ああ、この人は何かほかのことと勘違いしてる、ってなぜかそのとき思って、「いや、違くて、実はね、あたし、好きなんです」ってあわてて言った。そしたらまた「僕もだよ」って。

ホントに知らなかった。想いが通じるなんて思ってもみなかった。嬉しいっていうよりは心底、驚いたっていう感情のほうが強かった、告白の日でした。。。

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