回想2:結婚

2003年5月7日
出会いからその後。

そうしてわりと頻繁に彼に会うようになって、彼のことを好きだなぁ、もっともっと仲良くなりたいなぁ、とおもいはじめたのはすぐでした。彼はお酒も飲まないし、夜遊びとかしないタイプだし、あんまり誘いづらい感じ。そのうえ、仕事とか自分のこととかにすごく忠実で、いろんなことを、ちゃんとやろう、とする人。婚約者のいるあたしになんか、興味もつわけないだろうなぁってあたしはわりとあきらめた感じで、でも友達として一緒に遊んだり、一緒にすごしたりする時間がすごく大事で、それはそれであたしは幸せでした。

そしてある日、コーヒーでも飲みに行こうって、彼が当時住んでいたとなりまちのカフェ、Bというところに一緒にいってコーヒーを飲んでいたとき、彼の将来の話になったんです。そのとき彼が、「僕はねぇ、XXX(あたしの名前)にすごく影響されている自分に最近気付いたよ」と突然言い出したんです。どういう意味だろうって思って不安になって、どういう影響?ってきいたら、「すごく前向きな影響(笑)」っていってくれて。彼はあたしより1コだけだけど年下だし、いろんな意味でたよりにしてくれている風なところがあって、あたしはそのとき、「ああ、『たよりになるお姉さん』ふうなのかな」ってすこし残念な気持ちになったんです。あまりにも友達友達って感じになってたし、もはや女の人として見てくれるってことじゃないんだろうなーって。

当時あたしは結婚を1か月後にひかえてました。あたしは結婚式とかはしないっていうつもりにしていて、でもあたしのすごく仲良しの女友達が、じゃあレセプションだけでもやって!って言い張ってくれて近くのキレイなガーデンでガーデンパーティだけ開いてくれることになってたんですね。それに彼も招待してたんだけど、どんなつながりで言うのか、そのときはぜんぜん分からなかったんですけど、「影響が大きい」っていってくれたすぐあとに、突然彼が、「僕そのパーティ行けないよ」っていうんです。「どうして?」ってきいたら、「その前向きな影響をあたえてくれるXXXが人妻になってしまう瞬間って、僕にとっては損失な瞬間に感じてしまいそうで、せっかく幸せなことなのにさみしい気持ちになっちゃうから」って。

あたしはそれを聞いて、ああ、こういうふうにあたしが彼のことを好きだと思ったりすることは、お互いのためにならないってなんだか確信してしまったんです。でも友達としてでも彼を失いたくなかったから、ちょっとステップバックして、ちゃんとした友達というスタンスをくずさないようにしようってすごく自分に誓いました。

そしてあたしは結婚したんです。

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