回想7:嫉妬しない
2003年6月5日キスって不思議です。しただけで、それだけで何か精神的な拘束力が生まれる。もちろん、体を重ねることもそうなのかもしれないけれど、それをあえてしなかったからこそ、彼とキスしたことを思い出すだけで、それだけで体の奥のほうからぐっと来るものがありました。
そしてそのまま、お互いにメールや、職場での電話はしていたものの、会うこともなく、なんと1か月が普通に過ぎてしまいました。
キスしたのは夢だったかも、と思うほどになったとき、私は友達づたいに彼がお休みの日にある女の子(日本人じゃないコ)と一緒にふたりで歩いていたことを聞いてしまいました。もちろんその友達は私と彼のことは知らないので何の気もなく話してたのですが、私はあのキスで拘束力が生まれて、これからお互いの異性関係のことが気になってしまうのかな、と心配だったのに、不思議なくらい、痛みを感じませんでした。嫉妬できない。嫉妬しない。
その意味がどんな意味なのか全然わかりませんが、もちろん、一緒に歩いていたくらいじゃ嫉妬しないのが当たり前なのかもしれませんが、やっぱりキスしたのがだんだん遠くなって、好きな情熱の感覚を忘れてしまったのかも、と思えて、自分に空しい悲しい気持ちを抱いてしまいました。それが2月の出来事。
そしてそのまま、お互いにメールや、職場での電話はしていたものの、会うこともなく、なんと1か月が普通に過ぎてしまいました。
キスしたのは夢だったかも、と思うほどになったとき、私は友達づたいに彼がお休みの日にある女の子(日本人じゃないコ)と一緒にふたりで歩いていたことを聞いてしまいました。もちろんその友達は私と彼のことは知らないので何の気もなく話してたのですが、私はあのキスで拘束力が生まれて、これからお互いの異性関係のことが気になってしまうのかな、と心配だったのに、不思議なくらい、痛みを感じませんでした。嫉妬できない。嫉妬しない。
その意味がどんな意味なのか全然わかりませんが、もちろん、一緒に歩いていたくらいじゃ嫉妬しないのが当たり前なのかもしれませんが、やっぱりキスしたのがだんだん遠くなって、好きな情熱の感覚を忘れてしまったのかも、と思えて、自分に空しい悲しい気持ちを抱いてしまいました。それが2月の出来事。
自粛
2003年5月28日しばらく気持ちを抑えることにしました。今のままだと、当たり前だけど、全てがシリアスになってあたしは別にいいんだけど、彼がすごく傷付くことになると思ったので、彼が好きという気持ちがあるからこそ、彼の幸せを願おうと思います。私に気持ちをくれていたら、彼はいつまでたっても幸せになれないと思う。
1か月会わないつもりです。彼がこっちに引っ越してきたら一度会って、いろいろちゃんと考えようと思います。今は遠距離で、もしかしたら気持ちが盛り上がっていて、それが状況を緊迫させてるような気がするから。
秘密と回想は続けていきますのでどうぞよろしくおねがいしますね。
秘密アリ↓
1か月会わないつもりです。彼がこっちに引っ越してきたら一度会って、いろいろちゃんと考えようと思います。今は遠距離で、もしかしたら気持ちが盛り上がっていて、それが状況を緊迫させてるような気がするから。
秘密と回想は続けていきますのでどうぞよろしくおねがいしますね。
秘密アリ↓
回想6:ファーストキス
2003年5月23日私と彼はお互いに告白しあって、お互いの気持ちを言葉で確認したけど、それでもあたしが結婚している事実が変わるわけもなく、あたしは旦那様と彼を比べる気にもならず。
彼は、「好きだと思って苦しい気持ちになる毎日だったから、それでXXX(あたしの名前)が僕のことを好きだと確認したところでそれが苦しくなくなるってわけでもない」って何度も言ってました。それを言われる度に私も、この現状がどういうことなのかさっぱり分からず。
そんなこんなで、とりあえず会って話してみようってことになって、2泊の出張のついでにあたしが会いに行ったんです。でもあたしには分かってる。会いに行くって決めた時点で、あたしは多分、そういうことをあたしは望んでるんだってハッキリ分かってた。彼も、そういうことだろうって思ってるんだろうってあたしは思ってた。彼はそんなこと言わないし、あたしも聞いたことないけど。
でもバカみたいだけど、彼、夜になって、別々のベッドで寝ようとしたんです。あたしは訪ねた側だったし、第一、結婚してるのはあたしだから、「一緒に寝たい」っていう立場でもないし、と思って悲しくひとりで横になってて、夜中になってもずっと眠らずにじーっとしてて。
そしたら彼が、「まだ起きてる?」っていうから「うん」っていったら「なにしてんの?」って。だからもう素直になろうって思って、「テレパシー送ってる」って遠回しに言ってみたら、「受け取った」って。それでしばらくしーんってしてて、彼が「いいの?」っていって「わかんない」ってあたしがいって。
高校生みたいでもどかしくて全然大人の恋じゃないですよねぇ。今思い出してもほんとぎこちなくて恥ずかしいんですけど、ホントの話。
そしてホントにすっごい夜中になったからうとうとしてて、そして気付いたら彼が隣にいました。「覚悟きめらんなくてごめん」って、急に抱きしめられて、そして、そういうことになるのかって思ったら、「すっごい欲しいんだ、でも本気なのが伝わらなくなったら怖いから今日はこのまま一緒に寝て」って、キスだけされて、そのままでした。
あたしは、すっごく覚悟きめてたから、やっぱりちょっと気が抜けて、そっか。。。って思ってなんだかストンと眠ってしまったような気がする。あたし、魅力ないのかなーとか、そういうふうに感じちゃったけど、ホントのところは彼の気持ちはどうだったんだろう、っていう感じでした。
彼は、「好きだと思って苦しい気持ちになる毎日だったから、それでXXX(あたしの名前)が僕のことを好きだと確認したところでそれが苦しくなくなるってわけでもない」って何度も言ってました。それを言われる度に私も、この現状がどういうことなのかさっぱり分からず。
そんなこんなで、とりあえず会って話してみようってことになって、2泊の出張のついでにあたしが会いに行ったんです。でもあたしには分かってる。会いに行くって決めた時点で、あたしは多分、そういうことをあたしは望んでるんだってハッキリ分かってた。彼も、そういうことだろうって思ってるんだろうってあたしは思ってた。彼はそんなこと言わないし、あたしも聞いたことないけど。
でもバカみたいだけど、彼、夜になって、別々のベッドで寝ようとしたんです。あたしは訪ねた側だったし、第一、結婚してるのはあたしだから、「一緒に寝たい」っていう立場でもないし、と思って悲しくひとりで横になってて、夜中になってもずっと眠らずにじーっとしてて。
そしたら彼が、「まだ起きてる?」っていうから「うん」っていったら「なにしてんの?」って。だからもう素直になろうって思って、「テレパシー送ってる」って遠回しに言ってみたら、「受け取った」って。それでしばらくしーんってしてて、彼が「いいの?」っていって「わかんない」ってあたしがいって。
高校生みたいでもどかしくて全然大人の恋じゃないですよねぇ。今思い出してもほんとぎこちなくて恥ずかしいんですけど、ホントの話。
そしてホントにすっごい夜中になったからうとうとしてて、そして気付いたら彼が隣にいました。「覚悟きめらんなくてごめん」って、急に抱きしめられて、そして、そういうことになるのかって思ったら、「すっごい欲しいんだ、でも本気なのが伝わらなくなったら怖いから今日はこのまま一緒に寝て」って、キスだけされて、そのままでした。
あたしは、すっごく覚悟きめてたから、やっぱりちょっと気が抜けて、そっか。。。って思ってなんだかストンと眠ってしまったような気がする。あたし、魅力ないのかなーとか、そういうふうに感じちゃったけど、ホントのところは彼の気持ちはどうだったんだろう、っていう感じでした。
回想5:告白
2003年5月10日メールをもらった翌日に、あたしは電話しました。彼と同じ町に住んでいる友達のNちゃんに。あたしは彼を忘れようとした前日に、彼の電話番号さえ捨てていたのでした。Nちゃんに、あたしが教えたはずの彼の電話番号を聞くあたし。
そして仕事中の彼の留守電にメッセージを残しました。でもね、実はそんな色っぽいことは言わなかった。ただ、普通に、なんだか照れちゃって、友達っていうかんじでメッセージを残した。
彼はあたしが結婚してから、職場にしか電話はくれない。自分が旦那だったら、奥さんに男友達から電話がかかってきたら、その男友達よりも奥さんのことをちょっとイヤになるかもしれないから、そんなことがあたしに起こったらイヤだって。だから彼はその次の日に職場に電話してきてくれました。
電話に出たら、懐かしい、優しい彼の声が聞こえて、あたしはしばらく絶句してしまいました。「どうした?元気ないのか?なにかあったの?」って受話器から聞こえてきて、ああ、やっぱりあたしはこの人が好きなんだなぁって、思いました。それで口走ったのが、「ずっと言い忘れたことがあったから、今夜電話していい?」でした。そんなこと言おうとしてたわけじゃないのに。
そしてその夜、彼にこっそり電話。「実はね、」と言いかけたら「僕もだよ」って。
あたしは、ああ、この人は何かほかのことと勘違いしてる、ってなぜかそのとき思って、「いや、違くて、実はね、あたし、好きなんです」ってあわてて言った。そしたらまた「僕もだよ」って。
ホントに知らなかった。想いが通じるなんて思ってもみなかった。嬉しいっていうよりは心底、驚いたっていう感情のほうが強かった、告白の日でした。。。
そして仕事中の彼の留守電にメッセージを残しました。でもね、実はそんな色っぽいことは言わなかった。ただ、普通に、なんだか照れちゃって、友達っていうかんじでメッセージを残した。
彼はあたしが結婚してから、職場にしか電話はくれない。自分が旦那だったら、奥さんに男友達から電話がかかってきたら、その男友達よりも奥さんのことをちょっとイヤになるかもしれないから、そんなことがあたしに起こったらイヤだって。だから彼はその次の日に職場に電話してきてくれました。
電話に出たら、懐かしい、優しい彼の声が聞こえて、あたしはしばらく絶句してしまいました。「どうした?元気ないのか?なにかあったの?」って受話器から聞こえてきて、ああ、やっぱりあたしはこの人が好きなんだなぁって、思いました。それで口走ったのが、「ずっと言い忘れたことがあったから、今夜電話していい?」でした。そんなこと言おうとしてたわけじゃないのに。
そしてその夜、彼にこっそり電話。「実はね、」と言いかけたら「僕もだよ」って。
あたしは、ああ、この人は何かほかのことと勘違いしてる、ってなぜかそのとき思って、「いや、違くて、実はね、あたし、好きなんです」ってあわてて言った。そしたらまた「僕もだよ」って。
ホントに知らなかった。想いが通じるなんて思ってもみなかった。嬉しいっていうよりは心底、驚いたっていう感情のほうが強かった、告白の日でした。。。
回想4:遠距離
2003年5月9日そして何気なく、週に何度も、約束したりしなかったりしても会っていたあたしと彼は、急にまったく会わないふたりになったのでした。
あたしはそして、インスタントに、そのとき、ハッキリ分かってしまったんです。あたし、彼のいない生活が死ぬほど苦しいし、さみしいって。
彼に頼りっぱなしで生きて来たつもりはなかったのに、彼が生活から急に消えて、毎日が急にものすごく、「なにか重要なものが足りない」という感覚でいっぱいになっていくのがわかりました。
でもあたしは結婚してるし、特に仕事もあんまりオーバーラップしなくなったあたしたちに、用事なんてほとんどなく、メールしたり電話したりしたくてもキッカケすらなくて、ああ、あたしはもうあきらめなきゃいけないトキにあるし、これはきっともあきらめなさいっていう、神様がくれたキッカケかもしれない、って思うようになって。
まだ覚えてるんですが、それをすごく実感したときに、ふつうにテレビを見ていて、ほんとに涙がとまらなかった。ずーっとポロポロこぼれてきて、自分でもどうしていいのかわからなかった。すっごくすっごく辛かった。彼に気持ちすら伝えてない、彼に好きとか、彼が大事だとか、そういうことすらあたしは言ってないって思って、それがとにかく悲しかった。
そしたら、その日に、なんと彼からメールがきたんです。それまで3か月以上も連絡をとってなかったのに、短いメール。
------------------------------------------
XXX(あたしの名前)
お久しぶり。元気にしてる?新しい町で暮らしはじめて、情けないことにまだ親しい友人すらできてないよ。仕事仕事で忙しいのもあるけど、こっちにいるのは1年間っていうのが分かってて、友達を真剣に作ろうという気になれないのも確か。
XXXが近くにいれば、と思う毎日です。まぁ結婚してるし毎日は会ってもらえないだろうけど、近くにいる、と思うだけで安心するかもしれないって思ってしまうから。
たまにストレスが続くと、無理にそっちに戻ってXXXに会いに行こうかなんて乱暴な気持ちになります。XXXはこっちに来る用事なんてない?ないか。
まぁ元気で。いろいろ頑張れよ。
○○○(彼の名前)
PS
ちょっとサービス精神だして写真とかあったら送ってよ。XXXの写真があれば俺も負けずに頑張ろうって気になるから。って俺弱気だなー。
------------------------------------------
このメールはあまりにも嬉しくて、大事にとってあるもの。仕事のファイルと一緒にして人には見つからないようにきをつけてる。それくらい、すっごく嬉しかった。
そしてあたしは彼を好きっていう気持ちを、しまいこむキッカケを失ってしまったのでした。
あたしはそして、インスタントに、そのとき、ハッキリ分かってしまったんです。あたし、彼のいない生活が死ぬほど苦しいし、さみしいって。
彼に頼りっぱなしで生きて来たつもりはなかったのに、彼が生活から急に消えて、毎日が急にものすごく、「なにか重要なものが足りない」という感覚でいっぱいになっていくのがわかりました。
でもあたしは結婚してるし、特に仕事もあんまりオーバーラップしなくなったあたしたちに、用事なんてほとんどなく、メールしたり電話したりしたくてもキッカケすらなくて、ああ、あたしはもうあきらめなきゃいけないトキにあるし、これはきっともあきらめなさいっていう、神様がくれたキッカケかもしれない、って思うようになって。
まだ覚えてるんですが、それをすごく実感したときに、ふつうにテレビを見ていて、ほんとに涙がとまらなかった。ずーっとポロポロこぼれてきて、自分でもどうしていいのかわからなかった。すっごくすっごく辛かった。彼に気持ちすら伝えてない、彼に好きとか、彼が大事だとか、そういうことすらあたしは言ってないって思って、それがとにかく悲しかった。
そしたら、その日に、なんと彼からメールがきたんです。それまで3か月以上も連絡をとってなかったのに、短いメール。
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XXX(あたしの名前)
お久しぶり。元気にしてる?新しい町で暮らしはじめて、情けないことにまだ親しい友人すらできてないよ。仕事仕事で忙しいのもあるけど、こっちにいるのは1年間っていうのが分かってて、友達を真剣に作ろうという気になれないのも確か。
XXXが近くにいれば、と思う毎日です。まぁ結婚してるし毎日は会ってもらえないだろうけど、近くにいる、と思うだけで安心するかもしれないって思ってしまうから。
たまにストレスが続くと、無理にそっちに戻ってXXXに会いに行こうかなんて乱暴な気持ちになります。XXXはこっちに来る用事なんてない?ないか。
まぁ元気で。いろいろ頑張れよ。
○○○(彼の名前)
PS
ちょっとサービス精神だして写真とかあったら送ってよ。XXXの写真があれば俺も負けずに頑張ろうって気になるから。って俺弱気だなー。
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このメールはあまりにも嬉しくて、大事にとってあるもの。仕事のファイルと一緒にして人には見つからないようにきをつけてる。それくらい、すっごく嬉しかった。
そしてあたしは彼を好きっていう気持ちを、しまいこむキッカケを失ってしまったのでした。
回想3:旦那様
2003年5月8日結婚した、と簡単に書いたけれど。
旦那様はあたしは実は、付きあってからなんと8年になる相手。その8年の間、遠距離が1年、超遠距離(住んでいる国すら違いました)も1年、経験して、それでもお互い別れるなんて思いもしなかった、相手。
あたしの旦那様への「スキ」という感情は、だんだん「感謝」とか「尊敬」とかそういう、高尚なようで陳腐なようで、まじめなようでつまんないような、そういう感情に変わってきたと思います。でも、でも、こんなの矛盾しててバカみたいだとはすごく分かってるんだけど、旦那様のことは、スキ。親に感じるような愛情が、ある。かけがえのない人、っていうのが一番ぴったりくる。
うちの母親はいつも、「結婚するなら愛されて。」といつもいつも、あたしに言っていて、どんなにあたしが、「スキ」と思っても、それをこえるくらいあたしのことを「スキ」と思ってくれるひとと結婚するとうまくいく、って教えてくれた。旦那様にプロポーズされたとき、もちろん、予感はあったし、嬉しいという気持ちもあったけど、一番最初によぎったのはうちの母でした。うちの母も旦那様のことは気に入ってて、結婚したらいいのにーっていつもいってたから、あたしにとって、彼のプロポーズを受けることは、正しすぎるくらい正しい判断だったと、今でも、思います。こんなのおかしいよね。浮気しておきながら。でも、本心。
結婚したあと、独身で年下の彼は、仕事の関係でここから車で4時間以上かかる、遠い町へ引っ越していきました。
旦那様はあたしは実は、付きあってからなんと8年になる相手。その8年の間、遠距離が1年、超遠距離(住んでいる国すら違いました)も1年、経験して、それでもお互い別れるなんて思いもしなかった、相手。
あたしの旦那様への「スキ」という感情は、だんだん「感謝」とか「尊敬」とかそういう、高尚なようで陳腐なようで、まじめなようでつまんないような、そういう感情に変わってきたと思います。でも、でも、こんなの矛盾しててバカみたいだとはすごく分かってるんだけど、旦那様のことは、スキ。親に感じるような愛情が、ある。かけがえのない人、っていうのが一番ぴったりくる。
うちの母親はいつも、「結婚するなら愛されて。」といつもいつも、あたしに言っていて、どんなにあたしが、「スキ」と思っても、それをこえるくらいあたしのことを「スキ」と思ってくれるひとと結婚するとうまくいく、って教えてくれた。旦那様にプロポーズされたとき、もちろん、予感はあったし、嬉しいという気持ちもあったけど、一番最初によぎったのはうちの母でした。うちの母も旦那様のことは気に入ってて、結婚したらいいのにーっていつもいってたから、あたしにとって、彼のプロポーズを受けることは、正しすぎるくらい正しい判断だったと、今でも、思います。こんなのおかしいよね。浮気しておきながら。でも、本心。
結婚したあと、独身で年下の彼は、仕事の関係でここから車で4時間以上かかる、遠い町へ引っ越していきました。
回想2:結婚
2003年5月7日出会いからその後。
そうしてわりと頻繁に彼に会うようになって、彼のことを好きだなぁ、もっともっと仲良くなりたいなぁ、とおもいはじめたのはすぐでした。彼はお酒も飲まないし、夜遊びとかしないタイプだし、あんまり誘いづらい感じ。そのうえ、仕事とか自分のこととかにすごく忠実で、いろんなことを、ちゃんとやろう、とする人。婚約者のいるあたしになんか、興味もつわけないだろうなぁってあたしはわりとあきらめた感じで、でも友達として一緒に遊んだり、一緒にすごしたりする時間がすごく大事で、それはそれであたしは幸せでした。
そしてある日、コーヒーでも飲みに行こうって、彼が当時住んでいたとなりまちのカフェ、Bというところに一緒にいってコーヒーを飲んでいたとき、彼の将来の話になったんです。そのとき彼が、「僕はねぇ、XXX(あたしの名前)にすごく影響されている自分に最近気付いたよ」と突然言い出したんです。どういう意味だろうって思って不安になって、どういう影響?ってきいたら、「すごく前向きな影響(笑)」っていってくれて。彼はあたしより1コだけだけど年下だし、いろんな意味でたよりにしてくれている風なところがあって、あたしはそのとき、「ああ、『たよりになるお姉さん』ふうなのかな」ってすこし残念な気持ちになったんです。あまりにも友達友達って感じになってたし、もはや女の人として見てくれるってことじゃないんだろうなーって。
当時あたしは結婚を1か月後にひかえてました。あたしは結婚式とかはしないっていうつもりにしていて、でもあたしのすごく仲良しの女友達が、じゃあレセプションだけでもやって!って言い張ってくれて近くのキレイなガーデンでガーデンパーティだけ開いてくれることになってたんですね。それに彼も招待してたんだけど、どんなつながりで言うのか、そのときはぜんぜん分からなかったんですけど、「影響が大きい」っていってくれたすぐあとに、突然彼が、「僕そのパーティ行けないよ」っていうんです。「どうして?」ってきいたら、「その前向きな影響をあたえてくれるXXXが人妻になってしまう瞬間って、僕にとっては損失な瞬間に感じてしまいそうで、せっかく幸せなことなのにさみしい気持ちになっちゃうから」って。
あたしはそれを聞いて、ああ、こういうふうにあたしが彼のことを好きだと思ったりすることは、お互いのためにならないってなんだか確信してしまったんです。でも友達としてでも彼を失いたくなかったから、ちょっとステップバックして、ちゃんとした友達というスタンスをくずさないようにしようってすごく自分に誓いました。
そしてあたしは結婚したんです。
そうしてわりと頻繁に彼に会うようになって、彼のことを好きだなぁ、もっともっと仲良くなりたいなぁ、とおもいはじめたのはすぐでした。彼はお酒も飲まないし、夜遊びとかしないタイプだし、あんまり誘いづらい感じ。そのうえ、仕事とか自分のこととかにすごく忠実で、いろんなことを、ちゃんとやろう、とする人。婚約者のいるあたしになんか、興味もつわけないだろうなぁってあたしはわりとあきらめた感じで、でも友達として一緒に遊んだり、一緒にすごしたりする時間がすごく大事で、それはそれであたしは幸せでした。
そしてある日、コーヒーでも飲みに行こうって、彼が当時住んでいたとなりまちのカフェ、Bというところに一緒にいってコーヒーを飲んでいたとき、彼の将来の話になったんです。そのとき彼が、「僕はねぇ、XXX(あたしの名前)にすごく影響されている自分に最近気付いたよ」と突然言い出したんです。どういう意味だろうって思って不安になって、どういう影響?ってきいたら、「すごく前向きな影響(笑)」っていってくれて。彼はあたしより1コだけだけど年下だし、いろんな意味でたよりにしてくれている風なところがあって、あたしはそのとき、「ああ、『たよりになるお姉さん』ふうなのかな」ってすこし残念な気持ちになったんです。あまりにも友達友達って感じになってたし、もはや女の人として見てくれるってことじゃないんだろうなーって。
当時あたしは結婚を1か月後にひかえてました。あたしは結婚式とかはしないっていうつもりにしていて、でもあたしのすごく仲良しの女友達が、じゃあレセプションだけでもやって!って言い張ってくれて近くのキレイなガーデンでガーデンパーティだけ開いてくれることになってたんですね。それに彼も招待してたんだけど、どんなつながりで言うのか、そのときはぜんぜん分からなかったんですけど、「影響が大きい」っていってくれたすぐあとに、突然彼が、「僕そのパーティ行けないよ」っていうんです。「どうして?」ってきいたら、「その前向きな影響をあたえてくれるXXXが人妻になってしまう瞬間って、僕にとっては損失な瞬間に感じてしまいそうで、せっかく幸せなことなのにさみしい気持ちになっちゃうから」って。
あたしはそれを聞いて、ああ、こういうふうにあたしが彼のことを好きだと思ったりすることは、お互いのためにならないってなんだか確信してしまったんです。でも友達としてでも彼を失いたくなかったから、ちょっとステップバックして、ちゃんとした友達というスタンスをくずさないようにしようってすごく自分に誓いました。
そしてあたしは結婚したんです。
回想1:出会い
2003年5月6日私はおととしの秋、あたしのつとめ先(A)のある部の幹事をつとめさせてもらうことになりました。そのとき、勤め先が提携している会社(となり町、車で10分くらい)(B)の、同じ部の人たちと共同でなにかお仕事ができればいいな、とあたしは思い、Bにいた知り合いの女性、Iさんに、その部の幹事さんを紹介してもらうことにしたんです。
そのBの幹事さんだったのが、彼。彼とはBのカフェテリアで待ち合わせして会いました。遠めからすぐ、ああ、あの人だな、っていうのが分かって、ドキドキしました。なんかブラインドデートみたいで、仕事なんだからこんなにときめいちゃだめだよなぁって、自分をおさえました。
「はじめまして」っていったらぱっと目を見てちょっと照れ笑いしながら「はじめまして」って明るく言って、「いやぁ、こんなキレイな方が会いに来て下さるなんて僕ラッキーだなぁ」ってお世辞まで言ってくれました。若いのにお世辞上手だなぁって感動しちゃうくらいに。
それから1時間くらい仕事の話をして、メールや電話番号を交換して、いろいろ協力しましょうねって言い合って、それから別れました。
帰ったらすぐメールがきていて、「今日は訪問いただきありがとう。今度お食事でもしながらまたプロジェクトについて話しましょう」っていうのが来てました。当時、私はまだ結婚してなくて、婚約状態。婚約者ともまだ一緒に暮らしていない状態でした。
私は、このメールが単なる社交的なものなのか、それともあたしが彼にすこし惹かれたように、もしかして彼もあたしに何かを感じてくれたのか、よく分からなくて、結局、社交的なものだ、と思うことにしたような気がします。だってあんまり自己中心的に考えると自意識過剰っぽいから。
それからは普通に週に1回、近くのカフェで会ったりしながらプロジェクトを進めたりしていて、仕事なのにすごく楽しい日々でした。
そのBの幹事さんだったのが、彼。彼とはBのカフェテリアで待ち合わせして会いました。遠めからすぐ、ああ、あの人だな、っていうのが分かって、ドキドキしました。なんかブラインドデートみたいで、仕事なんだからこんなにときめいちゃだめだよなぁって、自分をおさえました。
「はじめまして」っていったらぱっと目を見てちょっと照れ笑いしながら「はじめまして」って明るく言って、「いやぁ、こんなキレイな方が会いに来て下さるなんて僕ラッキーだなぁ」ってお世辞まで言ってくれました。若いのにお世辞上手だなぁって感動しちゃうくらいに。
それから1時間くらい仕事の話をして、メールや電話番号を交換して、いろいろ協力しましょうねって言い合って、それから別れました。
帰ったらすぐメールがきていて、「今日は訪問いただきありがとう。今度お食事でもしながらまたプロジェクトについて話しましょう」っていうのが来てました。当時、私はまだ結婚してなくて、婚約状態。婚約者ともまだ一緒に暮らしていない状態でした。
私は、このメールが単なる社交的なものなのか、それともあたしが彼にすこし惹かれたように、もしかして彼もあたしに何かを感じてくれたのか、よく分からなくて、結局、社交的なものだ、と思うことにしたような気がします。だってあんまり自己中心的に考えると自意識過剰っぽいから。
それからは普通に週に1回、近くのカフェで会ったりしながらプロジェクトを進めたりしていて、仕事なのにすごく楽しい日々でした。